ラブメール
メールで燃え上がる大人の恋
丸茂ジュン 著
四六判 176ページ
定価:980円+税


メールで燃え上がる大人の恋

話題を呼んだ非婚のままでの出産から15年――。息子の成長を見守り続けた女流官能作家がついに初めての結婚を決意した“運命的な恋”とは?

あらゆる性のモラルが崩れ去った現代に、
ピュアな大人の恋愛観を問う著者の新境地!

 相手に何かを求めたり、期待したりしないこと……自分で自分に責任を持つこと……恋をしているのは自分の方だということを忘れないこと……これが、私の基本形だ。恋した相手は、どんなことがあっても憎んだり恨んだりしたくない。 真希の初めて抱かれた晩「都合がいい女だから……気にしないで」と言ったのは、彼に誰か別の女が居たとしても、遊ばれたにしても、私は彼を恨んだりしたくなかったから……つまり、一目逢ったあの時から、すでに私は彼に恋してしまっていたのだ。

携帯電話のメールで深まる大人の恋!!
今春、40代で子連れ結婚!
マスコミの話題集中!

 1979年、初の女流ポルノ小説家としてデビューし、性風俗の最前線を女性感覚で活写し続ける丸茂ジュンは、未婚の母として、時代の先端を駆け抜けてきた作家でもある。
 その彼女が、実体験に基づいて、自らの結婚に至るまでを赤裸々に綴った「私小説」に挑む!

カバー装画:大森みどり
装丁:廣瀬 郁・森 隆博
発売:2001年5月
ISBN4-89490-563-9
●著者プロフィール
 1953年静岡県生まれ。1975年玉川大学英文科卒業。1979年『痴女伝説』でデビュー。一躍人気官能作家となる。人気劇画家との不倫、出産でマスコミの注目を集めたが、未婚の母としての真摯な生き方に共感を持つ女性も多い。近年は『マグナム伝説』(徳間文庫)など、官能小説以外の意欲作も手がけている。

●代表作
『出生届に父の名はなし』(ごま書房)『かるがも恋日記』(扶桑社)『耽美小説の書き方』(ごま書房)